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大蛇に巻かれる獣医
2010年09月28日 (火) | 編集 |
こちらスネークセンターにはとにかくいろいろなヘビがいます。毒蛇もいれば大蛇も。大きさや気性もそのヘビによって違うので、治療をする場合には頭に入れて望む必要があります。毒蛇も気をつかいますが、大蛇もかなり大変です。それは…デカいから(--;)。アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ、ビルマニシキヘビ…おなじみの大蛇たちを治療せねばならないときはほんとーに憂うつになります。イヌやネコ、インコ、ハムスターなど一応治療経験ありますが、いろいろな動物の中でもヘビへの治療行為そのものはそれほど大変だと思いません。そこそこのサイズのヘビであれば、保定(治療などするとき動物を極力動かないようにおさえること。非常に重要なことです)もひとりでした上で治療も行えることが多いですし。しかしヘビでも大蛇となるとそう簡単にも行かず、かなりパワフルだし、首ねっこをおさえつけると余程弱っていない限り、ドッタンバッタン大暴れ!もしくは大蛇など無毒ヘビの最大の特徴である『巻きつき』。アミメニシキなどに何回か治療中に巻きつかれたことがありますが、それはそれはものすごいパワー。ネックにまともに入ったらおちることでしょう。ここでお話ししておきたいのは、大蛇に巻きつかれることは基本的にあってはならないことです(まあふつうはあり得ないでしょうけど)。こちらも極力そうならないようにはしています。危険だし、ヘビにとってもものすごくストレスなことだからです。でも…ここはなかなか理解しにくいと思いますが、場合によっては巻きつかれていた方が治療がしやすいということもあるんです。ある意味動物が静止している状態になるからです。巻きつかれてる隙にさっさと処置してしまうのです。もちろん巻きつかれ方や巻きつかれた場所、治療内容によってはどうにもならないこともありますけど。変な話になりましたが、これも仕事上のことです。でも滅多にあることではありませんので。これをやってヘビが回復したときはとりあえず一安心です。でも大変

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無病
2010年09月23日 (木) | 編集 |
DSC0386215.jpg

自分で飼ってるヒョウモントカゲモドキです。
今のところ病気知らず

トカゲの仲間とヘビだとかかりやすい病気に違いがある傾向が。
カメになるとまた違いますし・・。
爬虫類って言っても多種多様なので診るのも大変です。
もちろん応用はききますけど、
飼育経験のない動物を診るときは一瞬引きますね

本日の流れ
2010年09月19日 (日) | 編集 |
本日/9月19日(日曜日)

朝ミーティング後、ヘビたちのチェック。
治療中・経過注意観察中のヘビたちも反応OK。ひと安心・・。
続いてホルスフィールドリクガメにエサ(雑草)やり。
「ヘビといっしょに写真を撮ろう」のヘビ(ボア)を移動。

現場へ移動してお客さん来るまで準備とモップがけ。
お客さんとヘビの立ち話

10:25 「ヘビといっしょに写真を撮ろう」開始。
※今日は休む間もないくらい多くの方が撮ってくれました

13:00 担当交代。その後20分くらいで昼食(カレーうどん・自炊…レンジでチンしただけだけど)。

ガイドツアー準備。コーンスネーク。

14:00 ガイドツアー開始。

※『深い』話が聞きたい方、ぜひガイドツアーにご参加くださいまし。ヘビのこと、スネークセンターの仕事のこと…。もちろんヘビにも触れます。いろいろお話ししているとあっというまにいつも時間が経ってしまいます。閉園時間過ぎてたり…。担当日などお問い合わせください(0277-78-5193)。

16:00頃、ガイドツアー終了。

ちょっと休憩。。

その後イベントなどのことで外部の方と電話相談(やや長くなった)。

温室を閉めて閉園。ご来園ありがとうございました!

では帰るかっ、というわけにもいかず、
ガイドツアー参加記念カードの印刷、ブログ書き。

これでほんとに終わり。

獣医っぽい仕事ほとんどなしです。いろいろな仕事があるのですよ。
これはこれで充実してますけどね。これに大きなヘビの治療などがあると終了時間がズレ込みます。閉園後に行うので。ブラックマンバのエサやりもだいたい閉園後です。どっと疲れます




小道具
2010年09月16日 (木) | 編集 |
ヘビを治療するにあたり、いろいろな道具を使います。
もちろん医療用の器具も使いますが、意外に便利なのが下の写真のモノたち。

DSC0385815.jpg

料理用のヘラ?やコーヒーをかき混ぜるヤツです。
主に治療や強制給餌などでヘビの口を開けるときに使ってます。
素材もステンレスなどにくらべてソフトなので、ヘビの口の中にやさしい・・(^^)。
特に小さなかき混ぜ棒!?などは超小型のヘビの口を開けるときに重宝してます。
シマヘビやアオダイショウなどの赤ちゃんヘビはなかなか口を開かないのでこういった小道具があると何かと便利です。逆にマムシなどはすぐに「かぁっ」って口を開けるのでほとんど必要としません。

使用例(シマヘビ幼蛇)。

DSC0391515.jpg



注射をしましょう。
2010年09月12日 (日) | 編集 |
現在治療中のヘビです。
調子が悪そうなのわかりますか?↓

DSC0385915.jpg

もちろん顔だけ見てわかることはまずなく、
食欲や動きなども見ないとなかなか状態はわかりませんね。
慣れれば雰囲気!?でなんとなくわかるようになります。

このヘビは注射により治療をしています。
2本も

DSC0386315.jpg

DSC0386415.jpg

ヘビに注射するルートには、

①皮下
②筋肉
③腹腔
④静脈

などがあります。このあたりは他の動物と同じです。
④の静脈は緊急時に使ったりしますが、めったに使わないルートです。
ヘビの場合、皮ふに透けて血管が見えないし

このヘビは腹腔内に注射してます。
つまりおなかの中に注射するのです。
量を多く注射したいときなどに使うルートでけっこう普通に使ってます。
当然内臓に刺さないように注意しないとなりません。
あと、ヘビには鱗があるので、注射針を鱗と鱗の間の薄い皮ふに
刺すんです。

このヘビ(ゴファーヘビ・無毒)は何回か注射による治療を行って、
少し良くなってきた感じはしますが、
まだ本来の状態ではないので、
もう少し治療を継続しないといけないと思います。

毒蛇への強制給餌
2010年09月09日 (木) | 編集 |
ここスネークセンターには様々なヘビがいますが、
毒蛇の数が多いのも特徴です。
毒であろうと無毒であろうと病気になります。
病気になったら何らかの処置を講ずるのが獣医の仕事となります。
対象が毒蛇の場合には危険を伴うので総合的な判断が必要です。
でもブラックマンバやタイパンなどの治療なんて
病気にならないでいただきたい


蛇研裏話で紹介した半身不随のヘビ。

実はガラガラヘビです。
ご存じのように毒蛇です。
自分でエサを食べられないのでこちらで食べさせてます。
それほど大きくないヘビなのでひとりでやってます。
でも毒蛇なので気をつけないと。。
頭部はほぼ普通に動くので威嚇して咬もうとしていますので、
咬まれないように首を押さえます。
するとヘビは体をくねらそうとします。
このガラガラは体の後半はほとんど動かせない状態ですが、まったく動かないわけではないので、やはり体をくねらそうとします。そんなときには左腕をフルに使ってヘビの体をなんとか動かないようにするのです。

この強制給餌、実はあまり好きではありません。
ヘビにとってストレスになるからです。
かと言って栄養を摂らせないわけにもいかず…。
ポイントはさっさと手際良くやってあげることですね

でもヘビの場合には種類によって差はありますが、
多くの哺乳類や鳥などと違い、
毎日やらなくてもいいのがまだ救い



観察ポイント
2010年09月07日 (火) | 編集 |
ヘビの『異常』の発見の仕方

まずはそのヘビの特徴(性格・習性など)を知っておかないと。
すなわち『正常』を知るってことですね。

それをふまえて、
いつもと違うとなれば『異常』ってことになります。
しかしながらいつもと違っても必ずしも『病気』というわけではありません。

『病気』かどうかを判断するのはやはり経験の積み重ねによるところが大きいですかね。もちろん獣医学的な知識は必要です。

例えば…

DSC0379315.jpg

このセイブダイヤガラガラヘビ。

低い位置にあるプールの水際にいます。
ふだんはめったにこの場所にはいません。
こういうときには一応、

「ん?」

と思いますね
ふだんほとんどいないところにいたり、ふだんしないような姿勢になってたり、そんなときはとりあえず気に留めます。例えば、樹上性のヘビが下にずっといたりするときも注意して観察するようにします。

実際には、特に『異常』ではないケースも多いです
とりあえず安心かな~、と判断するには何をするかっ

軽く刺激を与えてみるのです。
突っついたりして・・。
そのときにすぐに顔を向けたり、舌をちょろちょろ出してれば
とりあえず様子見ですね
反応が鈍かったりすれば『要注意』ってとこですかね。。

舌の出し入れはけっこうポイントにしてますね。
実際に調子の悪いヘビは舌の出し方がゆっくりだったり、まったく出さないことも。

このガラガラヘビがココにいた理由…。
暑かったからかな?
昨日エサもぺロりと食べたし、大丈夫だと思います。


水飲み現場
2010年09月01日 (水) | 編集 |
DSC0141030.jpg

シマヘビが2匹で仲良く飲水中
こうやって水を飲むんですね。


ちなみにヘビの場合、薬の経口投与はこちらではあまりしません。
注射が多いです
でも注射薬がない薬もあるのでそういう場合には経口投与しますけどね。
錠剤を口に入れてもまず飲まないので粉状にグラインドして水に溶かして飲ませたりします。
シロップなど液状の薬も水同様、口に含ませても自分で飲まないことが多いので、
やはりチューブなどを使って飲ませます。
トカゲやカメなんかは薬(液体の)を口内に入れてやると
コクンて飲んだりするんですけどね

動物種によって特徴があるので、
それを治療に反映させねばなりません
ヘビって言ったっていろいろいるわけで…
性格なり、動きなり、見た目も違うし、
さらには内臓の構造や代謝なども種類によって違うので、
治療以前の問題として知っておく必要があります。

専門的なことはともかく動物の特徴を知るには、
やはり自分で飼うのが一番ですね。

ちょっと前まで家でいろいろ飼っていました。
ヘビだけの獣医を目指していたわけではなかったので、
ほんといろいろ
そのあたりのことはまた機会があったらお話しします。

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